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呼吸器外科

仮想気管支鏡,VBN

近年、CTの普及により末梢型(肺の辺縁の)肺癌を疑う小型病変の発見が増加しています。それに伴い、これらに対する経気管支肺生検(Transbronchial lung biopsy: TBLB)を行う機会も増加していますが、ACCP(アメリカ胸部医学会)ガイドライン2007によると、従来のX線透視のみ使用したTBLBの診断率は57%、2cm未満の病変に限ると34%と報告されており、とても満足のいく成績とは言えません。

 

その原因として、末梢の肺病変まで到達するのに複雑に枝分かれしてどんどん細くなっている気管支を通って肺の腫瘍に到達しなければなりません。さらに、気管支鏡が細い気管支にまで入れないために直接腫瘍を見ることができずレントゲン透視だけを頼りに生検をするのが困難なためであると考えられます。また、誤った気管支に生検鉗子を挿入することで気管支粘膜の浮腫(むくみ)や余計な出血、咳嗽(せき)反射などが増加し、検査時間を浪費するばかりでなくTBLBの診断率の低下にもつながってしまうのが現状です。

 

現在、末梢病変に対する新しいアプローチとして、ナビゲーション(virtual bronchoscopic navigation:VBN)が用いられるようになり良好な成績を収めています。

 

前田純一を含む研究チーム(※)は、末梢肺病変のうち最終診断が肺癌であった47症例に対して、VBN(LungPoint)を使用しX線透視下のもとTBLBを行った臨床成績を報告しており、VBNを使用したTBLBの診断率は78.7%(37/47)で、その中で2cm以下の腫瘍も22例あり、その診断率は68.2%(15/22)従来の方法と比較し良好な結果が得られており、診断率は腫瘍径にほとんど左右されなかったとしています。

※東京医科大学 外科学第一講座

 

 

VBNとは

VBNは末梢肺病変に対する気管支鏡検査において、いわば自動車カーナビゲーションのように末梢肺病変へ到達する気管支のルートを仮想気管支鏡画像で示し、気管支鏡を誘導する方法システムです。

 

あらかじめ撮影されたCTのデータをナビゲーションシステムに用いることで、3D画像の仮想気管支鏡画像をソフトの入ったPC画面上に表示することができるようになりました。当院では、日本に2010年から導入されたLungPoint (Bronchus、USA) を、東日本で初めて(全国で3番目)導入しTBLBの診断率向上と検査時間の短縮による患者さんの負担の軽減に努めています。

 

- VBNイメージ動画 -

VBNの動作をご覧いただけます

クリックすると動画がスタートとします

 

- VBN画面説明 -