お問い合わせフォーム

 各種検診 ・ 健康診断 ・人間ドックに関するお問い合わせ
夜間休日救急診療のご案内
相談事はこちらへ
交通アクセス
 
HOME » 

C型慢性肝炎の治療

 消化器内科 部長 新戸 禎哲


   慢性C型肝炎はC型肝炎ウイルスの持続感染により、肝臓に炎症がおこる病気です。
2008年から慢性C型肝炎のインターフェロン治療に対して、医療費を公的に補助する制度が開始されました。本邦では1992年にインターフェロン治療が可能となりましたが、当時の治療法では治癒率は数%程度でした。その後、インターフェロンの進歩に伴い、週一回の皮下注射ですむようなペグインターフェロンが開発され、また抗ウイルス薬(リバビリン)の登場により、治癒率は飛躍的に上昇しました。

 しかし、日本人に最も多い、ジェノタイプⅠb、高ウイルス量の(難治性)慢性C型肝炎に対しては、ペグインターフェロンとリバビリンによる2剤併用療法でも、治癒率は50%程度しか得られませんでした。そんな中、2011年に市販されたテラプレビル(テラビックR)と従来のペグインターフェロン、リバビリンによる3剤併用療法の登場によって、上記のような難治性の慢性C型肝炎でも70%以上の治癒率が見込まれるようになりました。

 このように3剤併用療法により、治癒率は飛躍的に上昇しましたが、従来法に比べ副作用が高率に出現することが問題となっております。特に皮膚障害が高率に生じることから、この治療は救急対応が可能な皮膚科専門医と肝臓専門医が所属する医療機関にしか認可されておりません。埼玉県の東武東上線沿線地区では、当院のみが認定施設となっております。

慢性C型肝炎に対する治療法は今後も更なる発展が見込まれており、数年後には抗ウイルス薬の内服のみで治療可能となります。このように慢性C型肝炎の治療法は多岐にわたっており、症例ごとに治療法が異なるため、肝臓専門医による判断が大変重要です。

慢性C型肝炎の治療でお困りの際には是非ご来院くださいますようお願い申し上げます。

   

 <参考文献>

1.厚労省研究班「平成24BC型慢性肝炎・肝硬変治療のガイドライン」

    http://www.jsh.or.jp/medical/kangan.html

2.日本肝臓学会編「C型肝炎治療ガイドライン」

http://www.jsh.or.jp/medical/index.html